アンラウンド・プランターセットはできたばかりのシリンダーのかたちを歪めることで生まれたものです。名前もそこから来ています。ゆっくりと作品が有機的なかたちを取ることで原土の可塑性を表しています。それと同時に湖や池、そして美濃との直接的な関わりで言えば、採掘場のかたちにも触れています。機能的な観点から言えば、アンラウンド・プランターセットはモジュールのようにデザインされています。実際、3点のセットになっていて、中位のものはプランターにもソーサーにもなって、4点ではなくて、3_点で2_通りの組み合わせが可能です。シンメトリーではないフォルムと相まって、プランターがソーサーの上にどのように積み重ねられるか、どの視点から見るかによっても、モジュールはたくさんの組み合わせと可能性が考えられるのです。