子は鎹(かすがい)
土にも色々な名前がある。色、収縮率、粘り気など性質が全く異なる。普通、陶器などをつくるのには、それら複数種類をブレンドし成形しやすい土を作っている。その時、混ざりけのないオリジナルな土を原土といい、今回その原土同士の相性を改めて確認すべく、二つの原土を練って左右に置き、その間に二つの原土をブレンドした団子を置き、それらを一緒にタタラという機械で潰し、合体させた。その組み合わせを複数作ったのだが、それぞれの組み合わせが性質の違いとともに特徴となる。
やはりブレンドされた土は互いの親を繋ぎ止める鎹のように左右のプレートをつなぎとめる。