カタチのベースとなる部分を、量産の道具であるタタラ機を使い制作しました。その表面に、テクスチャーとなる新しい粘土を貼り付けて制作しています。そうすることで、柔らかい粘土の塊の表面に、乾燥させたパウダー状の原土をまぶし、固さの違いから作り出すヒビの入った表情を拾い上げています。他に、原土を水で溶き、ドロドロの液状にしたものを表面に施したものもあります。乾燥収縮の違いを作ることで原土の表情を引き出しています。カネ利陶料/日置 _哲也